皆さん職場(ステイホームでリモートワーク中の方は家庭やサテライトオフィス)で
不安無く働けていますか?問題は生じていませんか?
もしなんの問題も無いならこの先は読まなくても構いません。
職場で働いているとき、様々な不安や悩みが出てきます。近年では2020年末に実施された
希望退職による退職を迫る言動や人事異動の内示が威圧的だったという相談がありました。
その相談はセガに限った話では無く、セガサミーホールディングスの社員やサミーの社員
からもそう言った相談を受けていました。
また、過去にはセクハラやパワハラを受けているという相談事例もありました。
近年では国や地方自治体の要請、あるいは会社の方針によりリモートワークが推進されており、
これ自体は労働組合も賛成ですが、同時に新入社員や人事異動で新しい職場に移った方や
新しい業務を担う方が気軽に同僚や先輩に相談が出来ないという問題が生じていることも
認識しています。隣に先輩がいれば気軽に聞ける内容でもTeamsやメールで文章化して
聞くほどのことでもない些細な悩みは誰にもでもあるのではないでしょうか。
悩みはそれぞれ違っていても、職場で安心して働きたいという願いは、多くの人にとって
共通のものです。
労働組合とは、労働者が自分たちで労働者の権利を守り、労働条件や職場環境を改善して、
より働きがいのある職場にしていく組織です。ただし、セガ労働組合だった時代には、
組合員の範囲をセガもしくはセガグループの会社(旧SE、SLS)に絞っていたため、
前述のように、SHDやサミーの社員からの相談には応じることは出来ても会社との直接的な
交渉は出来ませんでした。
そのため、セガ労働組合では2021年3月に臨時大会を開催して規約を変更し、組合員範囲を
SSHD傘下の会社に広げ、会社側と交渉できる体制を整えました。
労働者が個別に会社と交渉をしても、組織全体の改善に結びつけるのはなかなか難しいですし、
そもそもたった一人で声を挙げるには勇気が必要です。そこで重要な役割を担うのが、
雇う側と対等な立場で交渉できる労働組合です。労働組合があれば、働く人の代表という
立場で、雇う側と対等に話し合える「集団的労使関係」を築くことができます。
労働組合が役割を全うするために必要な権利は、憲法で保障されています。その権利とは、
「団体権」
労働者が労働組合を作る権利、労働組合に加入する権利
「団体交渉権」
労働組合が雇う側と労働条件などを交渉し、文書などで約束を交わすことができる権利
「団体行動権」
話し合いがまとまらなかった場合、仕事をしないで抗議をする権利。ストライキ権
の3つです。これらを「労働三権」といい、正社員、契約社員、パート、アルバイトといった
雇用形態に関わらず、すべての働く人に保障された権利です。「労働三権」が認められているのは
労働組合だけで、NPOや市民団体にはこうした権利は与えられていません。
労働組合の役割は、より良い職場をつくることです。そのために、健全な労使関係を築き、
組合の要求を実現させていく必要があります。例えば春闘(春季生活闘争)と呼ばれる賃金や
労働条件に関する交渉など、活動は多岐に渡ります。
JAMセガサミーグループ労働組合では、前述したような個別の問題を解決するために活動する
準備を整えています。いきなり加入するのが不安だという方はまずご相談頂きますようお願いします。