全国3700ほどの労働組合とのお付き合いの中で、記憶に残るエピソードや、これは使えるといったネタをご紹介していくコーナーです。 |
特に異業種交流は今のトレンドでもあり、昨今頻繁に企画されており、
地方にある大手組織が主導する場合においては、人材育成の機会を提供するという意味で地域への貢献にもなる。
工夫次第で、私たちが既に実施している、いまある研修の価値をより高めることができるのではないか。
繰り返しになってしまうが、わたしたちはもっと分かりあう必要があるのでは、ということである。
去年からヨガを始め、もう半年くらいになります。
ヨガというと柔軟性を高めるものというイメージが強いですよね。たしかに私も体が柔らかくなり、前屈では床に指先が届かず空中で手がぶらぶらしている状態だったのが今では手のひらの全面がつくまでになりました。柔軟性だけではなくヨガは瞑想によって今の自分と向き合う、心が穏やかになる、思考が整理される時間でもあります。
私たちは日々情報過多の中で思考を巡らせ選択に迫られているので、ぼーっとしているようでも目を開けているだけで携帯やテレビ、街中に出ている広告、周囲の会話など入ってくる情報は多く、私たちの頭は常にフル稼働な状態です。そんな毎日なので、仕事、家事、中には休日の遊びにまで追い立てられて心に余裕のない日常を送っている人もいるのではないでしょうか。
最近よく言われている「働き方改革」でも自分と向き合う時間がカギになってくるのではないかと私は考えています。「働き方改革」の中でも個人がタイムマネジメント能力を高め、仕事を上手にさばいていくうえでカギになるということです。具体的に言うと、今日の仕事、今週の仕事(欲を言えば翌週以降の仕事)を棚卸しして、自分の作業の全体を把握してから作業に着手するということです。
タイムマネジメント研修でよく直面するのが、「忙しいから残業しないで帰れるわけがない」」「日々、突発業務に追われて1日が予定通りに進まない」と言っている人ほど、今日1日の作業内容を把握しないまま、とりあえず目についた仕事から始めてしまっています。そういう方に、5分間で今日以降の作業を書き出してもらうと2~3つしか書けず、でもいろいろとやることはあって書ききれないとおっしゃいます。自分の仕事の全体がわかっていないと、今日どれくらいの時間がかかるのか、間に合わないなら誰に頼めば良いのか、誰にいつ頼んだら効率的か、今日以降の先々の作業にどんなことがあるか、どれを優先的に対応したら良いか…といったことが判断できないのです。
業務が多くなるほど頭がパンクして目の前のものから処理してしまうのもよくわかります。
忙しくて余裕のない時ほど、仕事を始める前に5~10分自分自身と向き合い、仕事を整理したり考えたりする「仕事の棚卸し」時間を設けてほしいのです。
多くの方は、自分と向き合う時間は意識をしないと作れない状況にあるのではないかと思います。
日々の忙しさに忙殺されず、仕事も含めた日常を楽しく豊かに生きていくために、少しそのような時間を設けてみませんか。