執行部、代議員、評議員、支部役員、職場委員など、組織によって呼び名や役割は異なります。
ただ、会社や職場を良くしてビジョンや目的達成のための問題解決には、3つの視野が重要だと感じています。
1.空間的な視野を広げる
役職の階層ごとに、考える問題のレベルや会議体の出席者も変わってきます。ある範囲内での問題解決に当たっては、その範囲を一段階、二段階広げて俯瞰してみると違った見え方ができるでしょう。自職場の問題解決だとする場合、職場の声や事実集めは当然必要ですが、職場の代表者としては外部の情報や自己研鑽も含めたインプットを踏まえ、職場情報を咀嚼する必要があります。
例)職場の問題解決を考える→事業部単位でこの問題を捉えると? 全社では? 社会的には??
2.時間的な視野を広げる
問題を放置した場合の未来への悪影響、解決した場合の未来へのメリットについて、短期・中期・長期と見通しを段階的に延ばして整理すると、新しい議論が生まれるかもしれません。こちらもさまざまの観点から未来予測をするアンテナを日々立てておく必要があります。
例)1ヵ月後はどうなっている? 半年後、1年後、5年後、10年後は?
3.他人(相手)の視野に立つ
問題認識は共通だと思っていた事案が、実は全く捉え方が異なっていたケースがあります。他人・相手だったらこの問題をどう捉えてどう解決したいと思うか、ロールプレイングのように考える癖をつけてみましょう。
例)労使共通で「問題」と捉えたのは、どのような姿を目指して、どこに乖離があり、解決後のイメージは、、、など問題認識を掘り下げた上で「共通の問題」と言っているか。
2019年も職場発による良い会社づくりのご支援を続けていきます。