今年はドラッカー生誕100年だったそうであるので、今回もドラッカーの名言を
ご紹介する。
《 リーダーを見つける際のポイント 》
組織のリーダーを選定する際には、次の3点に焦点をあてなければならない。
1)その人が何をしてきたか(考え方ではなく、行動実績)
そして、その中から
何がその人の強みか(得意か)を見極める。
たいていの人が、リーダー候補の弱み(不得意)に目がいきがちだが、
それは大きな間違いである。
成果をあげるのは、強みによってあげられるのある。
したがって、その人が自らの強みを活かして何をしてきたかを見極めなければならない。
2)組合(組織)の現状から、組合のために行うべき重要なことは何か(ニーズ)を考える。
そして、そのニーズを満たす(あるいは改善・改革)ことに最も得意(強みを持つ)人を
リーダー候補の中から選ぶ。
つまり、組織の機会と個人の強みを一致させるのである。
3)真摯さを見る。
リーダーは模範となるべき存在である。組織内の人たち、特に若い人たちがマネをするに
値する人を選ばなければならない。
<逆にリーダーに選んではいけない人物とは>
労働組合のリーダーは、並はずれて優れた仕事ぶりを要求される。
組織の役割について大きなビジョンを持ち、自らではなく、自らの役割について考えることが
できなければならない。
自らを重視するリーダーは、自らを殺し、自らの組織を殺してしまうので、決してそのような
リーダーを選んではならない。