■お飾りの言葉になっていないか?
ミッション・使命・理念・綱領に次のようなことがよくある。
美しい内容に理想が並ぶが、気持ちが全くこもっていないし伝わってこない。
本来ミッションは組合のリーダーが変わろうとも、その組合でずっと変わらず
受け継がれていくものでなければならない。
しかし、その言葉を誰も覚えていないし、語られもしてない。
それでは、意味がない。
単なるお飾りの言葉に過ぎない。
本来、組織には組織の「皆が理解しているミッション」が必要である。
なぜならば、ミッションこそが組織の存在理由を説明してくれる言葉だからである。
この組織は何を成し遂げようとしているのか?
なぜ、自分がこの組織に所属しているのか?
その答えが、ミッションに語られている。
しかし、そのためについつい、ミッションに多くの想いを詰め込みすぎる。
結果、長文になり結果的に誰も覚えられない文章になってしまう。
従って、ミッションを考える際に、次のポイントをおさえることをお勧めする。
■短い文章で表現されているか?
ミッションは、極力短い方が良い、想いがいくつも詰め込みすぎると
結局どれも達成できない。
例:
「皆で結集し皆を守る」
「組合員とその家族の安心のために互いの力を」
「精神的にも肉体的にも社会的にも経済的にも豊かに」
「人と組織を、明るく、楽しく、元気よく」
■行動本位であるか?
吉野家の「うまい・やすい・はやい」 に代表されるように
どんな行動をとれば良いのかがイメージできることが望ましい。
何のために、どんな行動をするのか?
これが簡潔にわかれば、いうことなし。
■組合員にとって必要なものは何か?
実現するべきもの、そのために行動するべきものは
全ては、組合員の現状の課題やニーズ、そして将来に向けて
必要なものは何か?
そう考えることから、ミッションは生まれなければならない。
■我々ならば、よい仕事ができるか? 強みに合っているか?
組合員にとって必要なものを実現するために、われわれが
最もよい仕事ができるという確信がなければならない。
■必ずいつか実現するという熱い想いがあるか?
コミットメントなしには、どんな目標も達成は難しい。
ミッションに向けて、みんながコミットメントできること。
心底価値を信じている必要がある。
以上 何かのネタになれば幸いである