チーム編成に関して非常に参考となる考え方があったのでお伝えする。
1. 組織が仕事をするには、まずチームにならなければならない。
2. チームを作るには、人から始めてはならない、仕事から始めなければならない。
3. 仕事を始める際には、まず「我々が、なすべき仕事は何か」を考え、
続いて「キーとなる活動は何か」を考えること。
4. チーム編成とは、メンバーの強みを知り、その強みを「キーとなる活動」に
割り当てることである。
メンバーの強みを活かせる仕事に配置させるとともに、みんなを共同の働き
(同じ方向や目的)に結びつけること。
5. その逆に同じチームにいる者が、みな同じように考え、同じように
行動するものだという思い込みをしないこと。
(弱みを克服することや、能力・行動・知識のレベルを合わせることに
専念しないこと。)
6. メンバー全員が自らのなすべきことを明確にした上で
そのために必要なことを考えること。
7. メンバー全員が、関係者に対して 次の3点を直接話合える場を持つこと
・○○してもらえると私は助かる。
・私が現在お役に立っていることは何か。
・逆に私がしなくてもよいもの(かえって邪魔になっていること)は何か。
これらを半年ごとに直接会って聞いて回りさえすれば、仕事は8割方上手くいく
なぜならば
組織にとって、人に仕事をしてもらうことが最大の責任である
そのため、つまずかせる障害、邪魔になる、仕事を遅らせる障害を除去すること
が重要である。(それもリーダーの仕事である)
それらは、勝手に想像してはならない、直接聞いて何であるかを知る必要がある。
8. 組織が成長するにつれ、非営利組織のリーダーは、組織の全員に対し
「私が知っておくべきことは何か」を考えて教えてくれと頼まなければならない。
このことを各メンバーが考えることによって、組織に働く者全員が、自分の仕事、
部署、担当を超えた発想をするようになる。これによって、組織の一体性が確保される。
9. チーム編成において重要なことのひとつに、植え替え(人事異動)がある。
永い間同じ仕事をしていると、誰でも飽きと慢心が来る。したがって
定期的に働く場所を替え、人とチームを活性化させる必要がある。
10. 非営利組織のリーダーにとって、難しいがチームにとって決断しなければ
ならないこと、それは「辛いがあなたをメンバーからはずす」と言えることである。
成果をあげられない者を、い続けさせることは、組織に害をなす。
能力主義と仲間意識のバランスをとりつつも、辛い決断をすることは
リーダーとしての重要な役割である。
以上、何かのネタとなれば幸いである。