会社や組合のリーダーを担っている方々にとって、どのようにリーダーシップを
発揮していけば良いのか悩まれている方は多いのではないでしょうか。
アリストテレスによると「人を動かす3要素」として「ロゴス」「パトス」「エトス」があるとのことです。
・ロゴス≒ロジック(論理、説得)
・パトス≒パッション(熱意、情熱)
・エトス≒エシックス(倫理観、信頼)
まずは、土台となる信頼関係がないと、いくら論理的に話しても説得できない。
つまり、人との信頼関係があれば相手を説得する事が出来るのです。
さらに、その信頼関係の上に、熱い想い・情熱を持って接すれば人を動かすことができるというものです。
この信頼関係、熱意を持った対応があって、はじめて論理的な説得が有効になるとのことです。
組合活動においても、組合員を納得させるために、関係性を無視して論理的にだけ話していませんか?
相手がどう思っているか考えずに自分の熱い想いだけを伝えていませんか?
では、信頼関係を構築するには、どうすれば良いのでしょうか。
信頼関係を構築するための3つのポイントをご紹介いたします。
①勝利の方程式で考える
・問題の原因を周りの環境や社会に求めず、「現実+自分のできること=目標」の考えで発言、行動する
②傾聴のテクニックで聴く
・相手に興味・関心を持ち、自ら話すよりも相手の話をしっかり聴いてあげる
③Iメッセージで伝える
・YOUメッセージ(あなたは○○すべきだ)でなく、私はこう思うと伝える
この3つのポイントを実践していくことによって信頼関係が構築され、
論理的な説得への納得感や熱い想いが伝わっていくことでしょう。
過去と他人は変えれませんが、未来と自分は変える事ができます。
まずは、自分から変われる部分から始めていきませんか。
組合役員として、組合員との信頼関係を構築する際の参考にしていただければと思います。