本社労組の活動


近年、高度情報化社会の到来、経済のグローバル化の進展により、企業間競争は国内だけではなく国際的にも激化しています。また、労働市場・雇用形態にも大きな変化が起こり、長期間同一企業に勤務することが当たり前ではなくなりました。このように従来とは環境が大きく変わってきている中、労働組合の存在意義が強く問われています。
本社労組では、こうした状況下おいて「労働組合は何のためにあるのか」という原点に立ち返り2002年度以降、「RENEWAL本社労組」という活動を進めてきました。ここではこうした本社労組の取り組みの考え方やその内容について説明します。

1. 本社労組の使命は何か

労働組合法において労働組合は「労働者が主体となって自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体」と定義されています。では「労働条件の維持改善その他経済的地位の向上」によって何を実現するのでしょうか。それはもちろん「組合員の満足度向上」です。こうしたことから、本社労組の使命、いわば経営ビジョンは「生きがいのある充実した生活を確保し、組合員の満足度を高めること」であるとしています。

目的

私たちは、会社に雇われて働き、賃金を得て生活をしています。そして、人生の貴重な時間のかなりの部分を、会社との関わりの中で過ごしています。それだけに、充実した生活を実現する上で、会社に関わる部分が非常に重要となるでしょう。
労働組合というと、すぐに頭に浮かぶのは、「賃上げ」や「時短」といったことではないでしょうか。これらは、「生きがいある充実した生活」を形成する1つの項目ですし、それ自体が目的ではなく改善するための「手段」にすぎません。私たちは、この原点を改めて確認しておく必要があります。


~余談~


◆マズローの欲求段階説

マズロー図 満足感を得るために、いったい現代社会ではどういったことが求められ、以前とは何が違うのでしょうか。
それは左図の「マズローの欲求段階説」がヒントになるかも知れません。これは下位の欲求が満たされると上位の欲求を満たそうとするという理論です。
現代社会は生活水準が向上し、皆が自己実現欲求の充足を目指しているため、求めるものが多様になっているのでなはいでしょうか。

◆ハーズバーグの二要因論

上図の充実した会社生活を実現するための項目を「動機付け要因」「衛生要因」と分類しました。これはハーズバーグ(米心理学者)による理論で、前者は良好であるほどやる気が高まる項目、後者は良くてもやる気が高まらないが悪いと不満に感じる項目とされています。
充実した会社生活の実現を考えるにあたっては、モチベーションに関する、こうした科学的な視点も必要となります。

ハーズバーグ図