「銀ちゃん、君が配送課の代議員として選ばれたんだ。一年間よろしくね」。ある日突然組合役員を任された食品メーカーの若きサラリーマン、吉川銀太郎。家族の心配を背景に、戸惑いながらも組合活動を進めていく。そんな中、吉川のもとに一通の投書が舞い込んだ。それは「構造改革」の名のもとに推し進められた合理化政策のなかで密かに行われた賞味期限刻印時間延長に関する内部告発だった!